20代の時に380万円の借金を抱え「任意整理」で人生をとりもどした私の体験談

20代の時に380万円の借金を抱え「任意整理」で人生をとりもどした私の体験談

自己紹介

 

はじめに、私の簡単な自己紹介をさせて頂きます。

 

私は当時30代半ばのサラリーマンです。甲信地方に妻と両親の4人暮らしです。過去、20代の時に債務整理(任意整理)をして、借金問題を解決しました。ちなみに、妻も結婚前は借金がかなりあり、結婚を機に任意整理をし、過払い金があり、借金がだいぶ圧縮され月々2万円を2年くらい返したという経験の持ち主です。

 

そして私の方は、任意整理を行った結果、毎月6万円の返済を行いました。私の場合は、過払い金が無かったので、最終的には借りた元本全てを返済しました。ただし、任意整理によって、利息を払わなくて良くなり、元本はかなりのペースで減りました。今は、借金生活から立ち直って、平穏な人生を送っています。

 

私が借金を抱えてしまった経緯

 

では順をおってお話してゆきましょう。

 

まず、なぜ私が借金をしてしまったのかというと、簡単な話で、ひとに騙されてしまったからです。そこから借金地獄にまっしぐらって感じでした。私は、20代の頃は東京で一人暮らしをしながら働いていたのですが、小さいころからの夢がお金持ちになる事でした。現在もその夢を諦めてはいません。当時、手っ取り早くお金を稼ぐ為に、インターネットで副業サイトを調べていた時に、流行り始めていた、ドロップシッピングの会社と出会ってしまったのが失敗でした。

 

(注)ドロッピシッピングとは、インターネット上に自分の商店を開くことができるサービスです。リアルな商店とは異なり、前もって在庫を仕入れたりする必要がなく、商売の為にテナントを借りたりする必要がありません。もっと詳しく書こうとすると色々ありますが、ここでは私の借金の話を中心にお話しますので、このくらいにしておきます。

 

なお、ドロップシッピング自体を悪いとは言っていませんので、誤解しないでください。実際ドロップシッピングで稼いでいる方もたくさんいると思いますので、私の場合は失敗だったという話です。

 

私は、ネットで出会ったドロップシッピング会社に資料請求をした所、「格安で始められます」という、まるで悪魔の囁きのような事が聞こえてきました。はじめは始めるのに70万位かかると言われましたのでいったん断ったら、「今回限り、50万円弱で始められます」と言うのです。いま冷静になってみればおかしな話だと思いますが、当時は真に受けてしまいました。

 

でも、50万円にまけてくれると言われても、私には手持ちのお金がありませんでした。するとドロップシッピング会社は「貸金業者からお金を借りて当社に振り込んでいる人がたくさんいますよ!借りたお金はドロップシッピングの売上で簡単に返済出来ます!これは投資なんですよ!」という営業トークを繰り広げて来ました。稼ぎたい気持ちでいっぱいだった私は、すっかり騙されてしましました。

 

そのお金を入金した1週間後、その会社は倒産しました。そしてお金は一切返ってこないまま借金だけが残ってしまいました。これが、私が借金を抱えてしまった経緯です。

 

借金に対して心理的抵抗がありませんでした

 

最初にお金を借りた会社は、プロミスです。現在では名前が変わってしまいましたがここでは、プロミスでお話させていただきます。プロミスから借りた後、返済するお金を調達するために、三菱東京UFJ銀行のカードローンにセディナのキャッシングを利用しました。そして、返済生活が苦しい中、さらにそこから自転車操業になり、三井住友カードローンでお金を借りて、最後に住信SBI銀行から借金をした段階で、完全に首がまわらなくなり、お手上げ状態になりました。

 

初めてお金を借りた時の心境ですが、案外、心理的な抵抗はありませんでした。なぜなら、元々クレジットカードは持っていて利用していて、毎月必ず返済していたので、借りても返せるだろうと思ったからです。一通り説明を聞いたうえで、毎月一定額の返済だから大丈夫だろうと、安易な気持ちで契約してしまいました。

 

その契約も簡単に話が進みその日のうちに50万円も貸してくれました。毎月13千円の返済で契約しましたので、毎月13千円くらい大丈夫だろうと、金利の事も考えずに行動してしまいました。後で詳しく書きますが「金利」という魔物がのちのち大きくのしかかってきます。

 

私のピーク時の借金総額と会社数は、5社6件で約380万円にもなります。今自分でもびっくりしますが、逆に、よくもそんなにお金を貸してくれたなって感じです。まだ20代そこそこのサラリーマンに、年収に近いお金を貸すというのは、無茶なのではないでしょうか。(※注:現在は総量規制と言って、それ程借りることはできません。)

 

私はその他にも自動車ローンや住宅ローンがありましたので、それを足すと2000万円くらいになりました。ただ、自動車ローンや住宅ローンは、車という物が存在していることから、使い道がハッキリしていて、この為にお金を借りたのだなと思う事が出来ましたが、消費者金融では、生活費などに使ってしまうため、極端に言うと、「何に使ったかわからない」という状況でした。

 

借金で一番怖いのが「自分がいったいいくら借りているのか分からない」という、迷子のような状態になってしまうことです。そうなってしまうと、いわゆる無気力状態におちいってしまい、なんとかしようという気も起きません。今はそういう人のために便利なサービスがありますので、ご紹介しておきます。「匿名借金シミュレーション」と言って、自分が借金から立ち直れそうかどうか、検討することができます。私の時にもこんなサービスがあったら良かったのに・・・と思います。

 


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多重債務者になってしまった私

 

多重債務者になりますと、頭がマヒするというか、どうしていいか分からないという状況になります。毎日毎日、お金を借りては、別のところに利子を払うということの繰り返しで、借金の元本はいっこうに減らず、そして生活費も足りなくなり、また借金をするという最悪の生活になりました。

 

ただ、ひとつ言っておきますと、銀行系や、消費者金融からの借り入れであれば、映画のように会社に来たり、家に来て、張り紙貼るような事は、私の経験上ありません。通常の金融庁に届けている会社では返済日が少し過ぎたくらいでは、電話での対応になると思います。

 

その電話も、普通の営業電話のように会社名を出すわけではなく、個人名で本人宛にかかってきますので、本人確認してから会社名を名乗ります。電話では恫喝とかはなく、丁寧な対応でビックリします。私自身はあまり遅れる事はなかったのですが、何回か銀行引き落としで残高が足りない時に電話がかかってきていつまでに入金してくれたら延滞金発生しませんとか親切に話してくれた事がありました。

 

もちろん、対応が丁寧だからといって、返済をオマケしてくれる訳はありません。当時の私は、借金額が日々膨らんでいくばかりで、いったい、どうやってその後生きて行けばよいのか、まったく分からない状態でした。

 

ところで、借金によって一番変わるのが、生活感や人間関係ではないでしょうか。私の場合、借金生活に入ってから大きく変わったのは、「借金返済の為に生きている」という意識です。当時は、自分の収入から家賃などを差し引いて、借金返済に回していたら毎月赤字になってしまっていましたから、今考えれば良く生活出来たなと不思議なくらいです。

 

昼間の仕事だけでやりくりをしていたら、毎月入ってくるお金は決まっています。その中で支出の計算をすると、どう計算しても足りないということは明らかでした。食費などを抜いても、それでも赤字になるという最悪な状態になってしまいました。まだボーナスがあるうちは、なんとかなりましたが、景気が悪化してボーナスが無くなったときは、もうお手上げ状態でした。

 

毎月毎月、返済したと思えば、利用可能額が1万円になっていればその場で借りていました。そして、毎月振り込むのが億劫でした。最近の貸金業者は、コンビニのATMでも借りられるため、24時間返済できますが、つまりこれは、逆に24時間借りられるという悪循環を生んでいると思います。

 

食費や日用品の節約しなければならないため、、閉店間際のスーパーで半額の商品を買って生活していました。半額の商品ばかりで千円買えば翌日の昼ごはんも準備出来るほど買えました。また、日用品は、一度に大量買いをせずに、シャンプーなどはひっくり返して垂れてくるのを使うとか、水を入れて薄めて中にこびり付いているのを取って体を洗ったり、身を切るような節約をしていました。

 

人間関係では、友人や同僚の付き合いが億劫になりました。独身だったので、急な誘いも借金がなければ、行けたのですが、借金を抱えてしまった以降は、誘われても、あまり行けなくなりました。仮に無理して飲みに行っても、当然おごりは絶対無理ですし、二次会なども行けません。そうすると、結局楽しくないため、あまり行かなくなってしまいます。

 

飲み会だけではありません。車に乗っても、ガソリン代を気にして遠くまで行けなくなりました。借金生活になる前は片道2時間くらいなら気にせず行けたのですが、それがだんだん、1時間になり30分の範囲になってきて、徐々に社会とのつながりが希薄化していくような感じになってきました。

 

借金があることで、だんだん社会から取り残されて、自分自身がダメになっていく気がしました。コマーシャルとかで「ご利用は計画的に」と言いますが、本当にその通りだと思います。

 

そんな生活の中で、このままではダメだと思う瞬間が来ました。今後、収入は上がらず、借金総額も減らないという現実を認めざるを得ませんでした。毎月ちゃんと返しているのにも関わらず、各社の借金が減らないのです。

 

原因は、冒頭でもお話しました通り「金利」です。法定金利が17.8%ですと仮に10万円借りた場合年間で17,800円かかります。月に直すと約1,500円弱です。つまり、50万円借りた場合月に約7,000円前後の利息が発生してしまいます。その中で例えば、月に1万円返済した場合、約3,000円しか元本が減っていません。

 

となると元本がいつまでたっても無くならないのです。その時にこのままではダメだと考えました。将来の事も考え、せめて30代のうちに何とかしないといけないと考えました。「借金から立ち直ろう。もう借りないようにしよう。」と考えました。

 

借金から立ち直るために私がしたこと

 

借金返済は一人では何も出来ません。私の場合は、いろんな所を独学で探しました。最初は、ちゃんと返済しなければ迷惑がかかってしまうから、法的な手段など使わずに返そうと思うかも知れません。しかしながら、任意整理などの利息などをカットしても、元本だけ返すとか、自己破産で、借金自体を免責にするとか、どの方法であっても、法律上は認められているのです。ただ破滅するくらいなら、そうしたほうが良いわけです。

 

私が選択したのは任意整理でした。私の場合は過払い金がなかったので借りた金額全てを金利なしで返していく方法を選択しました。私は独学で債務整理の方法をある程度勉強して、「任意整理」という方法で行う事を決めて、司法書士に相談しました。

 

弁護士という方法もあったのですが、比較検討しましたところ、金額的には高く、1社当たり140万円未満でしたので司法書士にしました。司法書士と弁護士は一長一短があると思いますが私の感想では、弁護士の方が値段は高いが行動が速い。司法書士の場合は、時間はかかるが値段が安いという印象でした。これは一概には言えないかもしれません。

 

私は、司法書士に相談して、まず、自動車ローンを先に自力で返済しました。そして、司法書士にお願いした金融会社は4社です。プロミスと三菱東京が各約50万円、クレジット会社が各約100万円という内訳でした。住信の80万円は任意整理に入れず、自力で返済しました。

 

なお、任意整理では、自分の選んだ物だけ整理出来る、という特徴があります。私の場合、家や車を所有していたので、自己破産してしまうと没収される可能性があったため任意整理を選びました。現在の返済計画は、月6万円の内訳ですが、大まかに書くと、プロミスに約6,000円、その他の会社はおおよそ約1万円という感じです。それに加えて、司法書士費用も、分割払いにして毎月少しずつ支払いました。

 

毎月6万円も支払ってゆくのは、決して楽ではありませんでしたが、完済というゴールがはっきりと近づいてくる感覚がありましたので、精神的には充実していました。

 

借金から学んだこと

 

最後に、私が経験から学んだことをまとめたいと思います。

 

私の経験上、借金という制度自体は悪くないですし、貸している会社もお客様がいるから貸せるわけで、経済の流れでは当たり前です。銀行系は審査が厳しいが金利は安く、消費者金融は審査が甘いが金利が高い、という特徴がありますが、仕組みは一緒です。

 

借りること自体で終わるよりも返済方法などを考えた方が良いと考えます。例えば、貸金業者が「毎月の返済額1万円でいいですよ」と言ってきたら、毎月2万円くらい返済する自信がなければ借りない方が良いと思います。確かに、借りる時は「自分は返済できる」と思いこむ人が大半ですが、そう順調にいくとは限りません。

 

そして、もう一つ、借金地獄でどうしようもなくなったとしても、最後の手段として債務整理という手続きがある、ということは多くの人に知っておいてほしいです。私も任意整理をしたことで、借金が帳消しになったわけではありませんが、得体のしれない苦しみからは解放され、いつまでに借金が無くなるという将来計画を立てることができました。

 

以上、乱文で分かりづらい点はたくさんあると思いますが、借金の無い生活がどれほど素晴らしいのか、わかっていただければ幸いです。

 

借金で一番怖いのが「自分がいったいいくら借りているのか分からない」という、迷子のような状態になってしまうことです。そうなってしまうと、いわゆる無気力状態におちいってしまい、なんとかしようという気も起きません。今はそういう人のために便利なサービスがありますので、ご紹介しておきます。「匿名借金シミュレーション」と言って、自分が借金から立ち直れそうかどうか、検討することができます。私の時にもこんなサービスがあったら良かったのに・・・と思います。

 


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